
「以前より、巻き爪が気になる…」とひどい巻き爪に悩むことはありませんか。日頃からヒールの高い靴を履いていると、巻き爪がひどくなってしまいます。巻き爪を放っておくと危険なので、ひどくなる前に治療期間に行くことをおすすめします。
今回の記事では、巻き爪になってしまう原因と対処法、そしてそのようにならないための予防法をご紹介していきます。日常生活で気をつけられることなので、巻き爪が気になっている方は参考にしてみてくださいね。
巻き爪とは
巻き爪とはどのようなことをいうのでしょう。何となく痛そうなイメージがありますね。
巻き爪とは、爪が皮膚の中に食い込んでしまっていることをいいます。こうなってしまうと、痛みがあるのはもちろん歩き方や姿勢も悪くなってしまうでしょう。巻き爪になることは歩くのも難しくなり、腰痛やひざの負担になります。足腰が弱い人なら転んでしまう恐れもあります。
巻き爪の5つの原因
深爪にしてしまったり、靴による圧迫、外反母趾などにより起こる巻き爪。ここでは5つの原因についてご紹介します。1つずつ詳しくみていきましょう。
爪を短く切りすぎている
巻き爪の原因の1つに爪を短く切りすぎていることが考えられます。
短く切るのはもちろん、爪の角をV字に切ってしまうことが原因です。爪を変に切ってしまうと、周りの皮膚にうもれてしまったり刺さったりし傷をつくってしまいます。はじめのうちはあまり痛くないのかもしれませんが、傷口がひどくなると化膿するそれもあり、痛みが増してしまいます。
爪の端の切り残しも傷の原因となります。切り残した爪が皮膚を傷つけてしまうのです。とがった爪が皮膚に刺さってしまい、傷やひどい痛みを引き起こす原因となってしまいます。痛みがひどいので、「爪を何度も切る」という深爪の状態をつくってしまうと、巻き爪の原因となってしまいます。
足の指にしっかり体重がのっていない
巻き爪になりやすいもう1つの原因は、足の指にしっかりと重心が乗っていないことです。
体調が優れない時や歩き疲れた時などは足を引きずりがちです。しかし、足の指に力をかけず、「ペタペタと歩く」と足の筋力を使うことなく巻き爪になるリスクが高まります。また「日頃から歩くということをしない人」も同様です。
爪は丸まっていく性質があるのです。歩くことで、地面からの力がかかるので爪は平たくなります。しかし、歩くことをしないと力がかかりません。そのため、足を使わないと爪が丸まるのです。
サイズが合っていない靴やヒールなど
巻き爪になる3つめの原因は、高いヒールの靴やサイズが合っていない靴を履いていることが考えられます。
ヒールの靴は先が細いため、つま先全体が締め付けられてしまいます。また、サイズが小さい靴も同様に締め付けられてしまいます。反対に大きすぎる靴なら脱げないように指先に力を入れます。そのため、外反母趾や爪全体のトラブルが起こってしまいます。
ジョギングやボールを蹴ったりする運動
巻き爪になる原因としてスポーツをすることもあげられます。
スポーツというのは爪先へ激しい負荷がかかります。そのため爪が圧迫されることで、爪の巻く力が強くなってしまうのです。そして、負荷がかかることにより、爪の周りに皮膚が炎症を起こしてしまうこともあります。
骨格や骨の形状
巻き爪というのがそのまま遺伝するのではありません。爪は巻くものと紹介しましたが、その「巻きやすい」性質というものが遺伝してしまうのです。
爪の硬さや丈夫さといった性質は個人差がありますが、このような遺伝ということも考えられます。ご両親のどちらかが巻き爪になりやすいタイプなら、他の人より巻き爪になる可能性が高いことが考えられます。
巻き爪にならないための4つの予防法
巻き爪は注意していないと起こってしまう可能性のあるもの。
つまり巻き爪になってしまうということは自分自身にも少なからず原因はあるということでしょう。正しく爪を切る、合わない靴を履かないようにする、歩く習慣を身につけるなど日頃から気をつけることが大切です。ここでは巻き爪にならないための予防法について紹介します。
正しく爪を切ろう
一旦巻き爪になってしまうと自力で治すのは難しいものです。巻き爪になってしまった場合は、切ると痛そうですよね。しかし切らずに伸ばしてしまうとさらにひどい状態になります。
反対に短くすると今度は皮膚に当たり痛くなります。白い部分を少し残すように切ると良いでしょう。
爪の切り方を間違えることが巻き爪の原因になるのではありません。巻き爪になってしまっているから、爪切りができないのです。爪を四角い形に切ると、巻き爪の予防になるといわれています。また、もし巻き爪になっていても症状が軽ければ治ることもあるでしょう。
足にあった靴選びをしよう
おしゃれのためにハイヒールを履きたい気持ちもあるでしょう。
しかし、つま先がとがっている靴やサイズが合わない靴をはいてしまうと巻き爪になる原因が大きくなります。つま先が圧迫されてしまうことにより爪が巻いてしまい痛みがひどくなってしまうのです。家にいるときは、足を解放させるために裸足でいることをおすすます。
正しい歩き方を意識しよう
足に力をかけることで巻き爪は防げます。巻き爪にならないための正しい歩き方をマスターしましょう。正しい歩き方をし、足に力がかかるようにすることが大切です。
このようにおこなうことで、平たい爪をつくることができます。正しい歩き方をすることは、巻き爪の予防になるのです。歩き方ですが、まずはつま先が前に向くようにまっすぐ足を出します。次にかかとを先に地面につけましょう。
そして足全体に体重をかけるようにします。歩くときのポイントは、頭を糸で引っ張られたようなイメージです。モデルのような歩き方をすることが大切です。また、腕をしっかりふるようにしましょう。
バンドエイドやテーピングで痛みを軽減しよう
テーピングは痛みを軽減するのに必要です。
伸び縮みができるテーピングはドラッグストアなどで売っていることも多いので、簡単に手に入ります。軽い巻き爪なら、皮膚を引っ張りながらテーピングを巻きます。
その際、皮膚から爪をはがすことができるでしょう。食い込まれている皮膚を上下に引っ張り、皮膚と離すことができるでしょう。爪を切りすぎて起こった軽い巻き爪ならこのテーピングで十分に改善することができます。
またバンドエイドも効果的です。テーピングと同様に皮膚を引っ張りながら巻きつけましょう。
このようにすることで、皮膚を引っ張り、巻き爪の状態をよくすることができます。巻き爪を改善するにはテーピングやバンドエイドがおすすめです。
ひどくなると炎症や化膿を引き起こす危険性がある
巻き爪がひどくなると、爪が指に刺さってしまい指の皮膚が傷ついてしまいます。
そのため、痛みやはれを起こしてしまいます。この症状がひどくなってしまうと、皮膚が膿んでしまい、歩くのも自由にできなくなってしまうことがあるでしょう。
巻き爪がもっとひどくなってしまうと、歩くのが辛くなり、さらにひざや腰などにも負担がかかってしまいます。そうなると腰痛になったりひざが悪くなったりします。
巻き爪になったら放置しないで医療機関で診察を受けることをおすすめします。ひどくなってしまうと手術が必要になってしまうかもしれません。
まとめ
巻き爪になる原因や症状、予防法についてご紹介しました。
巻き爪の原因には病的・環境・遺伝的な3つがあります。正しい歩き方や、自分に合う靴を履くなど日頃から予防できることはあるでしょう。
そして、いつも清潔にして置くことが大切です。巻き爪は放置すると症状がどんどん悪化してしまいます。「放っておいても勝手に治る」と自分で決めてしまうのは危険なことです。放っておくとさらに状態がひどくなることも珍しくはないので、巻き爪がひどくならないうちに医療機関で受診することをおすすめします。