
みなさんは「正しい洗顔」ができていますか?洗顔が正しくされていないと、肌荒れやニキビ、乾燥へとつながってしまうのです。そこで、今回は正しい洗顔の手順と、意識したい5つのポイントについてお伝えしていきます。
正しい洗顔方法で肌の調子を整えよう!
洗顔は毎日行うスキンケアのひとつ。乾燥や毛穴のつまり、ニキビが改善されないのは、間違った洗顔が原因かもしれません。
洗顔は肌に付着した汚れを落とし、きれいな肌を保つための大切なスキンケアです。正しい洗顔で汚れをしっかり落とすことで、洗顔後の保湿剤もしっかりと浸透してくれます。そのため、肌の調子を上げるには、スキンケアの基礎となる洗顔が大事となるわけです。
正しい洗顔方法を9ステップで解説
それでは、正しい洗顔方法はどのように行えばいいのでしょうか。正しい洗顔方法を、以下の9つのステップでお伝えしていきます。
ひとつずつ見ていきましょう。
①清潔な手で洗顔しよう
まずは、洗顔の前に、まずは手をきれいにします。手の汚れによって泡立ちが悪くなるほか、雑菌が顔につかないために、手を洗ってから洗顔をしましょう。
②ぬるま湯で顔の汚れを洗い落とす
手を洗ったら、次はぬるま湯で顔の汚れを落とします。ぬるま湯で毛穴を開き、汚れを落としやすくするためです。温度が高いと必要な油分まで洗い流し、かえって乾燥の原因となるため注意しましょう。
③洗顔料を泡立てる
次に、洗顔料を泡立てます。洗顔料に少しずつ水を加えていき、モコモコの泡をつくりましょう。泡立てネットを用いると、簡単に泡をつくることができます。
④まずはおでこ・鼻筋から洗う
「Tゾーン」と呼ばれるおでこと鼻筋は、顔のなかでも皮脂が多い部分です。そのため、まずはおでこ・鼻筋から洗いましょう。毛穴が気になる小鼻は指の腹で、くるくると泡を押し付けるように洗います。
⑤次にフェイスラインを洗う
Tゾーンの後は、フェイスラインを洗いましょう。フェイスラインは他の部分に比べ皮脂が少ない場所なので、泡を優しくのせる程度でかまいません。
⑥最後に頬・目の周り洗う
最後に、頬と目の周りを洗います。頬と目は皮膚が薄いため、力を入れないように注意してください。
⑦丁寧にしっかりと顔をすすぐ
顔を洗った後は、しっかりと顔をすすいでください。洗顔料が残ったままだと肌荒れをする可能性もあるため、少なくとも20〜30回ほどすすぎましょう。特に髪の毛の生え際、あごは洗顔料が残りやすい部分です。鏡を確認しながら、すすぎ残しがないように気をつけてください。
⑧優しく水分を拭き取る
洗顔料をすすぎ終わったら、優しく水分を拭き取ります。汚れたりごわついたりしたフェイスタオルは、肌を傷つけてしまいます。柔らかく清潔なタオルで、肌をゴシゴシせずに優しく拭き取りましょう。
また、使い捨てのペーパータオルの使用もおすすめです。衛生的で、洗顔のたびに清潔な肌を保つことができます。柔らかく厚手の商品もあるので、自分に合ったペーパータオルを見つけてみてください。
⑨洗顔後の保湿も超重要!
洗顔が終わったら、保湿をしっかりと行うようにしましょう。洗顔後は肌が乾燥している状態です。まずは化粧水で水分を与え、美容液・乳液・保湿用クリームなどで保湿をしましょう。化粧水だけでは水分が蒸発してしまい、乾燥してしまいます。保湿剤でしっかりとふたをして油分を補うようにしてください。
正しく洗顔するために意識したいポイント5つ
正しい洗顔方法を9つのステップでお伝えしました。正しい洗顔は、以下の5つのポイントを意識すると、より効果的です。
詳しく見ていきましょう。
①洗顔するタイミングは朝と夜!
最初のポイントは、朝と夜の2回洗顔を行うようにすることです。朝の洗顔は、夜の保湿クリームの油分や、就寝中の皮脂を落とすために行います。また、夜はメイク汚れや日中に付着したほこり、皮脂汚れを落とすためのものです。
汚れが気になるからと1日に何度も洗ってしまっては、必要な皮脂まで落とすことになり肌が乾燥します。さらに、乾燥した肌を補おうと皮脂量が増えてしまう可能性があるため、洗顔のやり過ぎには注意しましょう。
また、乾燥するからと朝の洗顔に洗顔料を使用しない人もいるかもしれません。しかし、そのままでは皮脂が酸化し炎症の原因になります。ひどい乾燥肌や敏感肌の人を除き、朝も洗顔料を使って顔を洗うようにしましょう。
②濃密なふわふわの泡で洗う
2つ目のポイントは、濃密な泡で洗うことです。洗顔料を泡立て、ひっくり返しても落ちない程度のモチモチした泡を作りましょう。
洗顔料を直接肌にのせ、ゴシゴシ洗うと潤いが失われます。肌を傷つけるだけでなく、毛穴の汚れも落ちません。濃密な泡で洗うことで肌の摩擦を防ぎ、汚れにしっかり吸着してくれます。
③熱いお湯・冷水ですすぐ
3つ目のポイントは、ぬるま湯ですすぐことです。体温よりも低めの、約32〜34℃の温度を目安にして洗うようにしましょう。
熱いお湯で洗ってしまうと、肌を乾燥させてしまいます。また、夏などは冷たい水で洗うと気持ちいいですよね。しかし、冷水は毛穴が縮むため、汚れが落ちにくくなります。人肌程度のぬるま湯でしっかりとすすぐようにしましょう。
④泡を残さないように洗い流す
4つ目のポイントは、すすぐ際に泡を残さないようにすることです。せっかくモチモチの泡で洗顔をしても、すすぎが雑だったり泡が残ったりした状態は、肌によくありません。
洗顔料が残った状態だと、毛穴のつまりや肌荒れの原因 となります。そのため、洗顔後の保湿も浸透せず、せっかくのスキンケアも無駄になってしまうのです。
⑤肌はこすらない
最後のポイントは、肌をこすらないことです。洗顔時は指や手のひらではなく、泡で洗うような感覚で洗顔をしましょう。特に目元は皮膚が薄いため、力を入れないようにしてください。
また、すすぐ時と水分を拭き取る時は、肌を「ゴシゴシ」とこすらないようにしましょう。すすぐ時はもゴシゴシとこすらずに、パシャパシャとぬるま湯をつけるようにしてすすぎます。タオルで水分を拭き取るときは、ポンポンと優しく取り除くようにしてください。
まとめ
正しい洗顔方法と意識したい5つのポイントについてお伝えしました。洗顔は毎日行うため、間違った方法で続けていると、乾燥や毛穴づまりは改善されるどころか悪化する一方です。
正しい洗顔方法を実践し、ニキビや毛穴に負けない本来の肌の美しさを取り戻しましょう。