
SNSやテレビなどで話題となっている炭酸水洗顔。自宅で簡単にできる美肌習慣のひとつとして、気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は炭酸水洗顔のやり方や注意点についてお伝えします。
炭酸水洗顔とは
炭酸水洗顔とは、通常の洗顔に炭酸水をプラスする方法です。
炭酸で毛穴が開き、皮脂の汚れや毛穴汚れが落ちやすく、その結果お肌のくすみやニキビ予防などの効果が期待できると言われており、美肌につながると話題になっています。
洗顔のすすぎを炭酸水で行う以外にも、洗顔を泡立てる際に炭酸水で泡立てる方もいます。
炭酸のシュワシュワ感が気持ちい!と人気のある洗顔方法です。
炭酸水で洗顔すると期待できる5つの効果
炭酸水で洗顔することで、以下の5つの効果が得られるとされています。
1.血の巡りが改善される
2.肌の表面の汚れを落とす
3.肌の入れ替わりを促進する
4.化粧品の吸収が良くなる
5.シミ・ニキビを未然に防ぐ可能性も
ひとつずつ見ていきましょう。
血の巡りが改善される
まず最初は、血の巡りが改善されることです。
炭酸水に含まれている炭酸ガスは、血管を拡張し血行を促す作用があります。血行がよくなると肌の新陳代謝も高まるため、美肌につながるということです。
肌の表面の汚れを落とす
2つ目は、肌の表面の汚れを落とせる点です。
炭酸はタンパク質を吸着する性質 があります。皮脂汚れなどに吸着して汚れを取り除くため、普通の洗顔では落ちにくい汚れも落ちやすくなります。
肌の入れ替わりを促進する
3つ目は、肌の入れ替わりを促進する働きがあることです。
「ターンオーバー」という言葉を聞いたことはないでしょうか。「ターンオーバー」とは 細胞の生まれ変わりのことです。
表皮の一番下にある「基底層」で作られた表皮細胞が、角質層に上がっていき垢として排出されます。
炭酸には、血行を促し酵素量を増やす作用があります。酵素が増えた細胞が活性化され、ターンオーバーが行われるため、肌の入れ替わりがスムーズに促進されるというわけです。
化粧品の吸収が良くなる
4つ目は、化粧品の吸収が良くなることです。炭酸水が肌の古い角質や汚れを取り除くため、キメが整います。
そのため、汚れがある状態の肌に化粧品を重ねるよりも、きれいな状態の肌に化粧品をのせることになり、いわゆる化粧ノリが良くなるのです。
シミ・ニキビを未然に防ぐ可能性も
最後は、シミやニキビを未然に防ぐ可能性がある点です。
炭酸水洗顔により新陳代謝が良くなり、シミが予防できます。また、毛穴のつまりをなくしニキビを防ぐ可能性もあります。
シミは、紫外線や女性ホルモンの乱れなどでメラノサイトを刺激し、黒色メラニンがつくられることが原因 です。炭酸水で血行を良くすることでメラニンを排出し、シミを予防できると言われています。
美肌に近づく炭酸水洗顔のやり方をご紹介
炭酸水洗顔で期待できる5つの効果についてお伝えしました。それでは、具体的に炭酸水洗顔のやり方についてご紹介していきましょう。
1.無糖の炭酸水を用意する
2.ぬるま湯で洗い流し、顔をきれいな状態にする
3.炭酸水と洗顔料を一緒に泡立てる
4.モフモフの洗顔料で泡を押すように洗う
5.炭酸水でサッパリ洗い流す
ひとつずつ見ていきます。
①無糖の炭酸水を用意する
まずは、「無糖」の炭酸水を用意しましょう。炭酸水は市販されているものでかまいませんが、市販の炭酸水には「加糖」のものがあります。必ず「無糖」を選ぶようにしてください。
また、重曹とクエン酸で炭酸水は作れます。炭酸水洗顔を週に2〜3回する場合は、ご自分で作った方がコストパフォーマンス的にもよいでしょう。
②ぬるま湯で洗い流し、顔をきれいな状態にする
次に、ぬるま湯で予洗いをします。ぬるま湯で毛穴が開きやすい状態にしておくと、炭酸水や洗顔料がより入りやすくなります。
③炭酸水と洗顔料を一緒に泡立てる
洗顔料を炭酸水と一緒に泡立てます。泡立てネットを使用すると、少量の炭酸水でも簡単に泡立てることができるためおすすめです。
④モフモフの洗顔料で泡を押すように洗う
炭酸水で洗顔料を泡立てたら、モフモフの泡を顔に押すように洗います。肌を泡で包み込んだら、2〜3分ほど放置しましょう。
時間を長く置いてしまいそうになりますが、長時間放置をしないようにしてください。
⑤炭酸水でサッパリ洗い流す
最後は、炭酸水で洗い流します。普通の洗顔と変わらずに洗い流しますが、髪の生え際や小鼻など、すすぎ流しのないようにしっかり洗い流してください。
炭酸水洗顔をするときの4つの注意点
炭酸水洗顔のやり方についてお伝えしました。しかし、炭酸水洗顔をするときには以下の4つ点に注意をしましょう。
1.頻度は少しずつ増やす
2.肌がデリケートなタイミングはさける
3.肌をこすらない
4.炭酸水は無糖のものを選ぶ
ひとつずつ見ていきます。
頻度は少しずつ増やす
まず、1つ目の注意点は、頻度を少しずつ増やすことです。炭酸水洗顔は刺激が強いため、まずは週に1回のペースで始めてください。
その後、炭酸水洗顔に問題がなければ、週に2〜3回など回数を増やします。また、肌のターンオーバーの周期である28日に合わせて炭酸水洗顔を行うと、より効果が期待できるでしょう。
ただし、敏感肌の方などが急に炭酸水洗顔を行うと、むしろ肌に悪影響となります。まずは少量で試してみて、肌がヒリヒリすればすぐにやめましょう。
肌がデリケートなタイミングはさける
2つ目は、デリケートなタイミングには炭酸水洗顔をさけることです。炭酸水洗顔をして問題がない方でも、生理中などはさけた方がよいでしょう。生理中は肌が敏感になり、ニキビなどもできやすい時期のため、肌に強い刺激を与えないようにしてください。
また、日焼けや傷、炎症がある場合には炭酸水洗顔はさけましょう。肌がピリピリしたり赤くなったりした場合にも、すぐに炭酸水洗顔はやめましょう。
肌をこすらない
3つ目の注意点は、肌をこすらないようにすることです。特に、泡立てた洗顔料でマッサージをする場合には、泡でマッサージをするようなイメージで、指で肌をこすらないようにしてください。
また、炭酸水で洗い流す際にも優しくすすぐようにしましょう。
炭酸水は無糖のものを選ぶ
最後の注意点は、洗顔に使う炭酸水は無糖のものを選ぶことです。味のついたものや加糖のものは肌がベタついてしまい、糖分が肌にのこってしまいます。
また、炭酸水の濃度にも注意して選びましょう。炭酸水には微炭酸水と強炭酸水があります。初めて使う方や肌が弱い方は微炭酸水、皮脂汚れが気になる方は強炭酸水など、肌の状態や使用頻度に合わせて使い分けるとよいでしょう。
まとめ
炭酸水洗顔は、血行が促進され新陳代謝を促進したり、皮脂汚れが落ちやすくなるなどの効果が期待できます。週に1回程度でも通常の洗顔に加えるだけで、美肌につながる可能性があり、自宅で簡単にできる美容習慣です。
ただし、炭酸水洗顔は肌の状態によっては合わないこともあり、トラブルが生じることがあります。その際には病院に行き、専門家の指示を受けてください。
炭酸水洗顔は市販の炭酸水で簡単にできるため、日常のスキンケアに取り入れてみてはいかがでしょうか。